両親が離婚している場合、親を招待するかしないか迷いますよね。
そんな私も両親が離婚しているのですが、
当初は周囲のゲストに気を遣わせるだろうし、
何より母や母の再婚相手の気持ちを考えると招待しないのが当たり前だと考えていました。
しかし他の親族や、彼のお母さんから、
「〇〇(私)が決めること、招待したいなら呼ぶべき」
と言ってくれたことをきっかけに考えるようになりました。
そこで離婚した両親を結婚式に招待する場合の、
- メリット・デメリット
- 注意点
- 各演出の工夫
についてご紹介したいと思います。
離婚した原因や、親との関係性にもよるかと思いますが、
同じような状況の花嫁さんの参考になれば嬉しいです!
結論:呼びたいか呼びたくないか、結局決めるのは自分次第。
呼ぶなら周囲への配慮や、演出の工夫は必要。
目次
離婚した親を結婚式に呼ぶ【メリット】
ウェディングドレス姿を見せられる
なんといっても晴れ姿を両親に見せることができます。
私の場合、離婚後も父とは仲良くしていたので、
花嫁姿を見せられるのは嬉しいことです。
感謝の気持ちを伝えられる
離婚したとはいえ両親は唯一の親です。
そんな両親に感謝の気持ちを伝えられることができます。
離婚した親を結婚式に呼ぶ【デメリット】
周囲に気を遣わせるかも
当然のことですが、離婚したふたりが顔を合わせるとなると、
周りは気になるし緊張感が走るはずです。
新郎新婦でさえも当日は気が気でないはずです。
良く思わない人もいるかも
特に祖父母や親族など、離婚した両親を招待することに反対される可能性もあります。
もし説得できても当日の雰囲気がピリピリしないか心配…
離婚した親を結婚式に呼ぶ【まずは周りに相談】
離婚した両親を結婚式に招待する場合、
周囲の意向を確認しておくことも大切です。
彼(彼女)の気持ち
結婚式は新郎新婦で挙げるものです。
招待したい気持ちを相手に伝えて、どう思うか確認しておきたいですね。
母・父の気持ち
当事者の母・父に相談してみましょう。
離婚の原因によって、ふたりの気持ちはさまざまだと思います。
もしDVなどで恐怖感を抱えているなど事情があるなら顔を合わせない方がベストですし、
円満で離婚しているのなら両親も承諾してくれるのではないでしょうか。
またどちらかに原因がある離婚だったのなら、
本人に「結婚式に参列する資格はないから…」と断られる可能性もあります。
一度両親の意向を確認しておきたいところですね。
再婚相手の気持ち
もし親が再婚している場合、再婚相手の気持ちを配慮する必要もあります。
そもそも親の再婚相手を招待するかどうかも考えている人も多いんだとか。
再婚相手との仲にもよると思いますが、気持ちを確認しておきたいところですね。
両家親族の気持ち
特に祖父母や、彼(彼女)のご両親はどのように思うのかも確認しておきたいですね。
招待することに寛容な人もいれば、離婚した人を呼ぶなんてあり得ない、と
理解されない可能性だってあります。
慎重に相談していきたいですね。
確認しておかないといけない人がいっぱい…
(めんどくせ〜〜)
特に親族に関わることだから、
両親を招待することをあらかじめ知らせておく必要はあると思います。
大人だし、結婚式当日に揉めることはないだろうけど、
微妙な雰囲気にはしたくないので、事前に伝えておくべきですね。
賛成派・否定派の意見
ネットでの意見では、
「招待したいならするべき!」
「招待しないほうが無難!」
と両意見がありました。
一部紹介したいと思います。
賛成派
- 両親あっての自分、両親に見届けてもらいたい。
- 一生に一度しかない結婚式、後悔のないようにするべき。
否定派
- 離婚したのに結婚式だけ参列するなんて、良いとこどりでは?
- 周りのゲストに気を遣わせることになる。
などなど様々な意見がありました。
結局は自分が決める
もちろん両親の要望によって、招待できないという場合もあると思います。
とはいえ結婚式に招待したい理由は、
感謝を伝えたい・花嫁姿を見てもらいたい・祝福してほしいという思いからです。
もし後悔しても結婚式はやり直せません。
後悔のないように決断したいですよね。
プランナーに相談する
色んな形の結婚式を見届けてきたプランナーさんに相談するというのもひとつの手だと思います。
もしかしたら何かベストな方法を提案してくれるかもしれません。
嫌な思いをする人がいるなら
大人なのでこんなバチバチな喧嘩にならずとも、
両親や家族に嫌な思いをする人がいるのなら、遠慮するのも大人の選択だとは思います。
父を呼びたい気持ちもあるけれど、
育ててくれた母が心から楽しめないのは不本意…など。
何を優先するべきか考えるのも大切です。
離婚した親を結婚式に呼ぶ【演出の工夫】
もし離婚した両親を呼ぶことが決まれば、
これまた問題がいろいろあります。
結婚式の主役は新郎新婦といっても、両親の出番も多いですよね。
それぞれの演出の工夫について紹介したいと思います。
バージンロードは誰と歩く?
バージンロードといえば父親と歩くのが一般的ですが、
母親に育てられた場合は誰と歩くのがベストなんでしょうか?
- 実父
- 義父(再婚相手)
- 祖父
- 新郎
- 母
- その他(兄弟・姉妹・友人・上司etc)
などが挙げられます。
誰と歩かなければいけないという決まりはありません。
一緒に歩きたい!と思う人と歩けばいいのです。
◇母子家庭の場合、バージンロードは誰と歩く?についてはこちら
席の配置は?
離婚した両親はどこの席に座ってもらうのがベストなんでしょうか?
親族席or友人席?
やはり親族なので、親族席に座ってもらうことが多いようです。
両親が問題なければ、同じテーブルに座ってもらうこともあるんだとか。
周囲の人や、新郎新婦は気を遣いそうですが…(笑)
もし親族席を避けるなら必然的にゲスト席に座ってもらうことになりますが、
それはそれで同テーブルの友人に気を遣わせてしまいそう…(笑)
丸テーブル?長テーブル?
一般的には丸テーブルが多いですが、
テーブルの人数に満たない場合、配置が難しいですよね。
その場合、四角いテーブルを取り入れるのもひとつの手です。
四角いテーブルならゲスト全員が同じテーブルになるので、
1人ゲストも溶け込みやすいといった利点があります。
これまた隣同士の配置が難しいですが、丸テーブルよりは気が楽かもしれません。
親1人よりも複数人招待できたら悩まない
もし可能であれば親1人ではなく、
親の祖父母や兄弟など複数人で招待すれば席の配置に困らないかもしれませんね。
席次表の肩書きは?
席次表に表記する肩書きはどうするべきなのでしょうか?
「父」
通常通り「父」と記す場合。
母の再婚相手もおらず、母も了承しているのならいいのではないでしょうか。
「新婦親族」
特に「父」と明記したくないのであれば、「新婦親族」がベターかもしれません。
「肩書きなし」
いっそのこと席次表の肩書きを無くすという選択肢もあります。
アットホームな式にしたい場合にあえて肩書きを無くすこともあるんだとか。
席次表自体を無くすという選択肢も
そもそも席次表自体を無くす方法もあるんだとか。
席次表ではなくテーブルナンバーを記載したカードをゲストに渡す、といった方法や、
会場の入り口に席次を表したシーティングチャートを用意する、という方法もあります。
花嫁の手紙は?
結婚式で両親に向けて感謝の気持ちを伝える花嫁の手紙。
そんな場面はどのように対応するのがベストなんでしょうか?
母・父それぞれに向けて伝える
両親それぞれに向けて感謝の気持ちを伝えるのもひとつの方法です。
「育ててくれた親」として伝える
特に「母」「父」と限定せず、感謝を伝える方法です。
手紙を読まないと言う選択肢
そもそも手紙を読む演出をしないという方法もあります。
両親それぞれに手紙を書いて渡すだけという方法や、
記念贈呈品を渡すだけという花嫁さんも多いんだとか。
もし読むなら「離婚」というワードは避ける
やはり離婚という事実があったとしても、
結婚式で「離婚」というNGワードは使わないほうがいいでしょう。
例えば「女手一つで育ててくれて」というような表現がベストなようです。
手紙を読む際は、言葉選びにも注意したいものですね。
どうしても結婚式に呼べない場合
自分自身は来てもらいたいけど、
色んな事情で呼ぶことができない場合もあると思います。
その場合の対処法として、以下が挙げられます。
前撮りの際に来てもらう
結婚式場で前撮りを撮影する場合、ウェディングドレス姿を直接見せることができますよ。
また式場にお願いすれば、一緒にバージンロードを歩かせてもらえるかもしれません。
一度結婚式場に相談してみてはいかがでしょうか。
写真を送る
前撮りや結婚式当日の写真をアルバムにして送るといった方法もありますよ。
直接お披露目することはできませんが、ウェディングドレス姿を見てもらうことができます。
まとめ
呼びたいか呼びたくないか、結局決めるのは自分次第。
呼ぶなら周囲への配慮や、演出の工夫は必要。
離婚した両親を結婚式に呼ぶ場合のメリット・デメリット・注意点・演出の工夫方法などについて紹介しました。
両親が離婚していて、どうしようかと悩める新郎新婦さんは多いはずです。
一生に一度の結婚式、後悔のないように行いたいですよね。
是非一度お相手や両親と話し合ってみてくださいね。
ご覧いただきありがとうございました。